人気ブログランキング | 話題のタグを見る

地域ねこ対策活動報告書
数年前、42825ボラが、「人と猫との調和のとれたまちづくり連絡協議会」に、まだオブザーバーとして参加していた頃のこと。
その頃は、TNRをしたらその数を報告する“地域ねこ対策活動報告書”というものを提出していました。

それが、いつのまにか自然消滅?していて、気づけばただひたすらに、活動をしているだけになっていました。

それじゃダメだよな、と常に思っていながらも、連絡協議会の集まりでもTNR数の報告を特には求められなかったこともあり、そのままになって数年。

だけど、やはり、「どこどこの町で、これだけの頭数の野良猫がいて、これこれこれだけの猫をTNRしました。」ということを明確に記録に残しておかなければ、活動が見える化しないと思い、そして、見える化しておかなければ、いくら、「地域猫は三者協働で!」といっても、役所とボランティアの二者だけでしか話しが通じなくなってしまう…。
というか、現にそうなってしまっている!
ので、改めて“活動報告書”を復活させて貰うことを提案し、復活させて貰いました。

もし、新宿区にお住まいの方で、個人でTNRをされた方がいたら、“地域ねこ対策活動報告書”というものがありますので、TNRした日付と頭数などをご自身で記録しておいて、後日役所に報告されると良いと思います。
「どこどこ町会に、どれだけの野良猫の問題がある」など、頭数=活動実績として残すことが出来るので、三者協働に繋がると思います。

おそらく、他の地域では、保健所に行って助成金の申請をすることが活動報告の代わりとなり、あえて活動報告というものは必要ないのかもしれません。しかしながら、四谷地域は、中に猫が入った重たいトラップ持って、エッチラオッチラ歩いて通える範囲に、助成金が使える病院は1軒もないので、

保健所でトラップは借りているけれど、実際、助成金は使っていないことが殆どですし、ご自身でトラップを購入し、個人でTNRされている方もいるほどです。

そんなわけで、2013年の記憶を辿り、42825ボラが今年1発目のTNRについて記した日記から…笑。


__________________________

地域ねこ対策活動報告書_a0134304_19263771.jpg



【気が気じゃない】

ここ数日、ウチの近くに生息してるお外暮らしの猫らが、種を残そうという本能に逆らえずギャオギャオやってることが気になって気になって仕方がなかった。

どこだろうなぁ?どこにいるんだろうなぁぁ?

と、思っていたら、猫おばさんの想いが通じたのか、早朝、彼らは恋のバトルを我が家のマンションの真下で繰り広げてくれることにしたらしい。

ベランダから覗くと、そこには、茶色い若い女の子1匹と、グレー白のオス。

てっきり、登場人物(猫)は、この2人だけだと思ってたんだけど、今朝のバトル現場に駆け付けて見たら、若い女の子を巡って、グレー白と、ウチのべっくんがやさぐれたらこーなるんじゃないか的な白ネコが睨み合ってた。


なるほどね…。


やさぐれ白ネコは、恋のバトルでボロボロ(強そうだけどね)。

「トラップ置いたら、どれかは入るだろう」と、トラップを設置して、一旦部屋に戻ったら、かしゃん!と音が。
思った通り、やさぐれ白がトラップイン。


やさぐれ、朝イチで病院行きましょね。


なんで、餌だけあげて、増えるままにするんだろう。
餌を与えている人は、やさぐれたボロボロの体を見て、なんとも思わないのかなぁ…。
小柄な雌猫がどこかで仔猫を産み、外で育てることを不憫には思わないのかなぁ。

それが自然なのかなぁ。


このあたりは、猫ボランティアをしているけど、ぐるぐる考えるばかりで、答えは出ない。
ただ、言えることは、“自然”と増やせば、結果的に、殺処分数も減らないということ。
全国で行われる殺処分のほとんどは、安楽死ではない。

「そんなの自然じゃない」と、避妊去勢することに反対な猫好きさんも、それは望んでいないと思う。


街に暮らす野良猫たちを、TNRして、適切に管理し、地域猫にしていくこと、このことは、個人では解決出来ない問題。
1匹だけTNRして解決する話でもない。

街、ぐるんでいかないと。


___________________________

先日の新宿のセミナーで行われた、日本大学文理学部社会学科の学生さんたちのまとめの言葉にもあったけれど、街にいる野良猫を減らしていくためには、やはり、地域猫活動をしていくことが1番の解決策で、地域猫というからには、子どもも大人も含め、老若男女、地域社会で「話し合い、理解し合うことが大事」ということでした。

やはり、「街ぐるんでいかないと!」なのです。

そのためには、猫おばさん・猫ボランティアだけが、実は日夜密かに頑張っている。だけではなく、問題の(誰の目にも)見える化が、必要だと思うのです。

このように、大学のゼミで研究・勉強し、これをテーマに卒論を書く学生さんも出てきている。
老若の、若のあたりでずいぶんと地域猫が認知され、市民権を得てきている証だと思います。


あとはやはり、老の人たち、ですよね…(笑)。



人とねこ研究会
http://www.geocities.jp/kinoyuki2011/index.html
by 42825 | 2013-12-02 18:38 | 地域猫活動
<< のらねこ算Tシャツ再販 第13回 新宿にゃんにゃんセミ... >>



新宿区で地域ネコ活動をしています
by 42825
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
以前の記事
リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧